2020年に話題になった本ですね。
“老い”というのは人類にとって常に隣り合わせにあった抗うことのできない事実として認識されています。
過去、多くの偉人や漫画や映画の中でも”不老不死”という切なる願いを叶えるためのストーリーを扱ってきたと思います。
本書はその人類最大の願い(?)ハーバード大学医学大学院で遺伝学の教授で長寿研究の第一人者であるデビッド・A・シンクレアが自身の研究に基づいて考察しています。
1.本書の概要
著者シンクレアは、本書で老化は治療可能な病であると力強く宣言しています。それも、シンクレアが目指すのは、身体の衰えや苦しい治療とセットの平均寿命の延長ではなく、健康寿命の延長というもの。健康寿命というのは延命や治療によって”生かされている状態”ではなく、健康に暮らしている状態のことを指します。21世紀中に人は120歳、130歳まで健康に生きる可能性もあると語っています。これまでは、老化は誰しも訪れる抗うことのできない事象であったものが、長寿遺伝子の発見によって、老化を食い止めることができるといった趣旨の内容です。
また、長寿になった世の中の未来、例えば社会保障や年金、社会構造や体制にまで触れられており、長寿になることが必ずしも幸せとは限らないと考えさせられました。恐らく、現在より”格差”が生まれるのではないかと考察してます。
2.若返りの秘訣
本書で度々登場する”酸化ストレス”という言葉。酸化ストレスは、生活習慣や病気の存在、ストレス、老化等の様々な原因により、体を傷つける活性酸素の産生が過剰となり、それを消去する抗酸化機能とのバランスが崩れた状態をいいます。
当ブログで何度も書いてきた活性酸素による身体へのダメージのことを酸化ストレスと言います。
本書では、この酸化ストレスを溜めない対処法にも触れられていますが、何より人間に元々備わっている生命のサバイバル回路を働かせよと著者は言っています。
●断片的断食
8H16Hのファスティング方法。リーンゲインズ法とも言い、1日で8時間以内に食事をし、16時間は食事をしないというファスティング法。
●運動
運動といっても様々ありますが、過度な運動はせず、筋力トレーニングやランニング、ウォーキングなど身体にある程度負荷をかけることを推奨している。
●サウナや寒さに身を晒す
急激な寒暖差を短時間でこなすことによって細胞内にあるミトコンドリアが活性化します。ミトコンドリアの停滞(古いものが残ること)は代謝の停滞に繋がります。
など、多くの対処法が書かれています。
3.若返りへの実践
私も仕事柄多くの健康法を取り入れながら、自身にあった健康法を行なっています。
これまで、ヴィーガンやペスカタリアン、ファスティングやリーンゲインズにケトジェニックなどなど挙げたらキリがありません。また、運動は週に5回程度、筋トレ→ランニング→筋トレ→ランニングを交互に5日間程度、日曜日はオフです。サウナは週に1回程度。こんな生活を送っているためこの本を読んで、自身の生活は悪くないのかもと少しニヤけましたw
一年に一度の健康診断でも細胞年齢は実年齢よりも10歳以上若いと言われます。
ただ、お酒はほぼ毎日飲みますし、二日酔いになるまで飲むこともしばしば。
ただし、これだけは断言できます!世間や周囲から「若い」と言われている人は必ず上記のどれかを実践している人がほとんどです。逆に上記の中で何もしていない人は年相応か実年齢よりも老けています。これは間違いありません!
同窓会とか行くと非常に顕著ですよね。
4.水素との関連性
水素との関連性は間違いなく”活性酸素”です。本ブログでも度々登場する活性酸素ですが、水素は活性酸素を除去してくれます。活性酸素は酸化ストレスとなり老化や病気のトリガーとなります。それを水素が除去してくれるというのは老化を防いでくれるに間違いないと思っています。
残念ながら、本書では水素については触れられていませんでしたが、水素を扱う多くの本が出版されています。
ご興味ある方は是非ご一読ください。
下記、紹介しておきます。
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まとめ
今回は『LIFESPAN 老いなき世界』を紹介させていただきました。一見水素とは関係ないかもしれませんが、健康法は何も水素だけではありません。私自身も多くの健康法を実践している中の水素もあくまで一部です。
健康は一朝一夕で手に入るものではありません。
正しい健康法や最新の健康法などを引き続き発信していきたいと思います。