最近、小中高生の10人に1人が罹っていると言われる「起立性調節障害」
人は起立すると重力によって血液が下半身に貯まり、その結果、血圧が低下します。健康な人では、これを防ぐために自律神経系の一つである交感神経が働き、下半身の血管を収縮させて血圧を維持し、一方、副交感神経活動が低下して心臓の拍動が増加し、心拍出量を上げ、血圧を維持するように働きます。
ところが、起立性調節障害ではこの代償機構が破綻して血圧は低下し、脳血流や全身への血行が維持されなくなってしまいます。そのために、立ちくらみやふらつき等の諸症状が起こってきます。血液による酸素や栄養の供給が悪いので、すぐに疲れたり、また疲労からの回復が遅れます。さらに脳血流が悪いために、思考力は低下し、集中力もなくなってきます。重症化すると、急に意識を失うこともあります。約80%に家族素因を認め、自律神経機能、生活習慣、心理社会的ストレスが大きく影響します。
身体的には、水分摂取、塩分摂取、急に立ち上がらないなどの日常生活の改善を行っていきます。
また自律神経へのアプローチとして投薬などを行うケースがあります。
そこで自律神経を整えるために水素吸入を行う治療も行われているようです。
水素は交感神経と副交感神経のバランスを整える効果が期待できます。
世の中には、多くの疾患で悩んでいる方が多くいらっしゃいます。
水素はその多くの疾患に何らかの変化をもたらすことができると言われています。
水素で多くの方が健康で充実した人生を送っていただけますように祈っています。
起立性調節障害
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